私立恵比寿中学 8th Album『indigo hour』が発売されました!
5th Albumが出た時に感想ブログを書き始めたらしく、もう4回目だと思うと時の流れは早いものです。
ただ専門的なことは何もわからないので、ウワー!とかぎゃー!とか、この歌詞がうんたらかんたらとネチネチ早口で言ってるかになっております。
当日に出そうと思ってたのになんかスッと書けなくて今日になった。
1周目聴いた感想はこちら
#indigohour 1周目きいた!
— み** (@OI39IO) 2024年2月28日
1曲1曲にはまだピンとこないんだけど、流れとまとまりが良くて何回も聴きたくなる(全部聴いても35分と短いし)
曲たちも「the 今」だな〜ってジャンルを全てエビ中に落とし込んでいて、アイドルでこれできる人たち中々いないと思う!https://t.co/RQTZ9Alg5A
TikTokで流行っているような日本のアイドルソングやK-POP、今やMステにもよく出てるヒップホップをはじめ、トレンドな曲たちがぎゅっと詰まっているアルバムだと思いました。
今の「中学生」は、10年前の中学生より垢抜けていると思います(安くおしゃれなものが買えたり、情報量が異常)
だから、散々言われている「エビ中」らしさも移ろいゆくものなのです。
アルバム発売前からライブやラジオでほぼ解禁されていて、まっさらなのは1曲目だけという異例で、なんか大体わかっちゃうな...という感じでした。
が、
1曲目でそのモヤモヤをぶち抜いてきた!!!
M1. Knock You Out!
フラゲ日にX(旧Twitter)で感想を見てしまっていたのですが、想像以上に〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エビ中ファミリーでもあるKennyDoesの提供ゆえに、ファンでないと知らないレベルの愛溢れるリリック!
昨年9月に梅田サイファーと対バンしたエビ中、その時には決まっていたんだろうな〜
その時も「梅田ナイトフィーバー'19」をカバーして大評判になっていた記憶です。
ライブでできるか不安〜とか見たけど、できるでしょ!
てかツアーでやってくれないと!頼みますよ!!!
▼TLで何名かポストしていて知ったのだけど、構成がかなりこれ!
U.C!のところが、Knock You!(Out)だったり、ナレーションパートだったり!
全員で言ってるパート、絶対みんなで言おうね!覚えよう!
(やったー!とか大好き!とか叫びましょう)
▼コール動画が出ました
あやちゃんの母音の伸ばし方と、心菜のR指定みたいな高音と、ののかまるの子音の立て方と...出せばキリないくらい全部気持ち良いですね...
ぽーぴゆなみたいな異質の声がこういう曲では特に映える...
自己紹介ソングは過去に、出席番号の歌 その1〜3、Family Complex、があったけど、さらに新しく塗り替えられた!
あらゆるフェスでやりまくって度肝を抜いてほしい!
▼こんな感じで「全員優勝〜!」って言って倒れたい
梅田サイファー ft OSCA, KOPERU, ふぁんく, KennyDoes& テークエム - リズム天下一武道会 at.210504 服部緑地公園 野外音楽堂 - YouTube
ヒップホップクルーは、自己紹介的なソングがあるもんなのかな?
▼最近好きなやつ
実際これきいて個性分かるところあるし、KYOもそんなふうになったらいいよね!
他のアーティストでもそんな感じのがあれば教えてください。
梅田サイファー - KING (RAPNAVIO VER.) [“RAPNAVIO” RELEASE ONE MAN LIVE 2023 at 服部緑地野外音楽堂] - YouTube
SUMMIT - Theme Song (FUJI ROCK FESTIVAL ’21 ver.) - YouTube
M2. Summer Glitter
リリース当初NewJeansの真似事して何が楽しいの?とバチ切れしておりましたが、こうなると「良い!」ですよね...!
てか、曲はもともと好きで、スタンスが気に入らないということで...。
(前年に100%ebismのタイトルで春ツアーをやっていながら、流行りを真似するのが100%ebismなんですか?と思っていた)(似た話で、メンバーの誰かが「これが私立恵比寿中学だー!」とライブで叫んでいたことがありましたが、その時の曲がHOT UPか何かでこれが私立恵比寿中学なんですか?と思ったりした)
アルバムインタビューでも「バズることで消費されたくない」との言葉があったけど、じゃぁなんで?(韓国アイドル&フルーツジッパーリスペクト?)とも言いたい。
元々エビ中はパロディやオマージュが多く、それに気付いたり勉強するのも楽しくて、なんのモチーフでもいい感じに落とし込んでいた。
ただその対象がバンドや往年のものだったから良い距離感だっただけで、いざアイドルとかメインストリームの流行りを取り込まれちゃうと近すぎる=ライバルなんじゃないの?と思ってしまうのかも。
10人それぞれの声のキャラクターが濃いからパクリにはならない、というのもしっくりこなくて、流行りたいからそこ選んだんじゃないの...?みたいな...
あと良くも悪くも、バズにはならないだろうなという感覚があって、それはエビ中の曲の難易度が高くてキャッチーじゃないということ...。
1つひとつを見れば「???」に思ったことも少なくないですが、もうこのアルバムが良いので良いです。毎度物申したがり老害ですみません。
M3. BLUE DIZZINESS
今回のアルバムの目玉、佐藤千亜妃作詞による三部作の一つ。
私は三部作の中だと一番好きだな〜〜〜〜〜!
解禁時かなり賛否両論だったけど、思春期の変化による「DIZZINESS(めまい)」の最中で、「Break it now」「今生まれ変わる」という歌詞が象徴するように、これからのエビ中の意気込みだと思う。
かなりのジャンルの曲を持っているのに、また新しい曲を知れた!とかなり興奮した。やっぱりどこか尖り続けてほしいしオタクを突き放してほしい。(ミーハーなので、どんどん新しいものを見せてほしい)
いろんなインタビューを読んでやっと気付いたのだけど、今までは歌い上げる歌唱だったのが、このアルバムでは全体的にダウナーな感じで歌っている!
えま「今日から私が主人公Look at me」→あやちゃん「そうだったらいいのに ここはNo dream」のスタッカートの発音とリズムのはめ方めっちゃ気持ち良い〜
こういうのがさらっとできちゃう加入1年目の桜井えまさん何者〜!?
(さっき散々悪態ついてしまったのですが、サマグリの心菜&えまも大好き。この難しい曲でこのリズム感〜!?で、聴いててすごい気持ち良い)
M4. TWINKLE WINK
今回のリードトラック!め〜〜〜ちゃ良い!!!!!!!
キラキラガールズパワーで、自己肯定の曲!最高!
佐藤千亜妃作詞による三部作の3つ目。(2つ目はM6.)
ののかまるの歌い出しから始まり、1サビはゆの、「未知数の未来を〜」のゆななど、妹メンバーのパートがかなり活躍していてすごく嬉しい!
今までは
- 4th なないろ
- 5th Family Complex
- 6th ジャンプ
- 7th イエローライト
など曲に支えてもらっていたところから、
自らの力によって曲を生み出すフェーズにきたと思う。
苦しかった時期が長かったけど、えまゆなが入ってさらに生まれ変われた!
私はどんなに歌やダンスが苦手で性格も悪くていいから「運がある」人に加入してほしいと願ってて、それなのに歌もダンスも上手でいつもニコニコ健気でパワーもあるえまゆなが入ってくれて本当に嬉しいんだよ〜!
もちろんその生まれ変わる最中に加入したここゆののかなんて、一番苦労したと思う。
そういう段階を経て、この洗練されたアルバムが作られたことに感動です。
「君とならば無敵だから」ってマジで思うね!
小林さん推しとしては「下手くそなWink それすらもCharming」で狂喜乱舞です!!!な〜んだあのかわいいお声は!!!!!!!!!
ラップパートもらえてよかったね!!!!!!!
M5. DRAMA QUEEN
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!一番好き!!!!!!!
「TWINKLE WINK」のキラッキラなまま、この曲に繋がってるの嬉しい。
電子音キラキラみたいな枠がやっぱ一番好きだから!
わたしはかわいくてキラキラでエレクトロニックな感じの曲がだ〜いすき!!!!!なので、アルバムの中で一番好きかもしれません。アルバム遡る順に言うと「ちがうの」、「明日もきっと70点」、「藍色のMonday」の枠です。(どれもアルバムの中で一番好きな曲ランキング1位に君臨します)
前のアルバムの「シュガーグレーズ」とちょっと似ているかな?
この系統続くと思わなかったからすごく嬉しい!!!
作詞作曲 OHTORA・編曲 maeshima soshiとあって、初めて知る方だったんだけど、4s4kiとかと同じ会社だと知ってなるほどー!となりました。
「嘘みたいな」の莉子ちゃんの歌い方が「うぅっ⤴︎そーみたいな」になってて、好きすぎる。
M6. CRYSTAL DROP
佐藤千亜妃作詞による三部作の一つ。
テンポが速い曲が多い中で、ゆっくり歌い上げることでエビ中の歌唱力がよく分かる曲。
初めて聴いた時は特に盛り上がりがないような感じだったんだけど、何回も聴いているうちにこの曲がアルバムに入ってくれていてよかったー!と思った!
自習で初披露されたんだけど、音源よりライブの方が数倍上手でエモだった。
あと、音源だと音を重ねているおかげでサビ全員だと思ってたんだけど、二人ずつだった!
「不器用な恋が終わったら なぐさめてくれたね 長電話の相手して もう一度」の歌詞好きだな〜。ちょっと『約束』の世界観にも似てる。
長電話とか大人になってからなかなかしないような気がして、青春ぽいな〜と思う。
エビ中のメンバーは普段友達と長電話とかするのかな...(キモ・オタク)
最後の小久保「はしゃいでた 横顔が恋しくて」のソロはびっくり!
小久保は、意外と演技派で切ないキュッとした感じを伝えるのが上手。
M7. Hello another world
高学年メンバーのユニット曲。
姉メン妹メン(高学年・低学年ともいう)で分けることに対して、なんだかなーと思っている節があったんだけど、急にがっちゃんこする方が難しいかもと思った。
BAILAの真山&ゆなのインタビューで、ゆなが「いつもユニゾンが揃っているお姉さんたちと違って、私たちはまだ自分たちの声をガンガン出してぶつかり合う感じの歌い方をしてしまうんです。」と言っていたり、武者修行の色々を聞いていると、がむしゃらに頑張ってるだけではなくて妹メンなりに客観的に分析したりしているんだな〜と思ったんです。
そういう現状も踏まえると、妹メンでまず追いつく、とも違うんだけど全体とは別で経験を蓄える時間が必要で、その方が自信を持って一緒にいられるのかもと思った。
ENCOUNTのインタビューも読むとやっぱりかなり苦労したんだな...とも(泣)
姉メンにも姉メンだけの時間が必要で、この曲を聴いた時まず安心したことを覚えています。
アルバム全体を見ると結構パッとしない曲ではあるのですが...
欠けながら繋いできた人たちの「離れないでいよう」はもう反則じゃないですか...
新しく生まれ変わる部分もあれば、こういうあったかい場所も残しておいてくれて、かほちゃんが「羊水の中にいる気持ちだった」(ナタリーインタビューより)というのが何となく分かるよ......
M8. トーキョーズ・ウェイ!
theスターダスト曲!
久しぶりのタイアップ曲というのもあり、「ウェイ!ウェイ!」のコールがキャッチーですぐ覚えられる!
振り付けはシュールな表情にもこだわっているようなので、ライブに行った際は顔に注目してみてください(特に小林、風見あたりを...)
なんか、セリフなければかなりカッコ良く決まったんじゃないかなー...とも思うんだけど、これがエビ中エッセンスか...
TWINKLE WINKからずっと前向きメンタル強女っぽい感じが続いていて非常に良い!
言霊はあると思うので、ちょっと背伸びしても「マイペースに 自分流に 駆けてゆこう全力疾走!」はすごい良い。どんどん言っていこう!
M9. STAY POP
M7.に対し、こちらは妹メンのユニット曲。
年始の大学芸会で披露されてから周りでめっちゃ好評だったから、期待してたけど、それ通り!POPって最高だよな!!!!!!!!!!!!
なんかほんと、ここゆののかえまゆな、あんたたち最高だよ!!!(100万回言われている)
Bメロのえまゆな素晴らしくて、涙腺やばい。
あたしこれライブで聴いたら号泣しちゃう、楽しいほど泣けるんだよおばさんは...
もう何メロかわかんないんだけど、速くなるところも好きすぎる。
「スキのBPM」とかいうふざけたフレーズ最高、脈拍上がって倒れちゃうよー!
捲し上げる心菜のラップがちょっと昔のJ曲っぽくて良いし(サクラップ?)、えまの「空の果て どんどん溢れてゆく」のフレーズからのゆなはTIFで遠くから聞こえてくる知らないアイドルのなんか良い夏曲でしょ(iDOL Street?)?
全てのアイドルオタクのノスタルジーを刺激してくるのかもね・・・
なんとなくののかまるのパートが多いのは、歌えば瞬時に雰囲気が明るくなるからかな?
TWINKLE WINKの歌い出しも素晴らしく目が覚めるよね。。
M10. kyo-do?
STAY POPからの「kyo-do?」めちゃめちゃ良い...!
フルーツジッパー意識かもしれないけど、私はヤマモトショウが好きなのでこれは本当に良い曲です。(暴論)
えまゆな加入初のシングルであり、アルバムの最後でもある。
MVでもあるけど円で踊ってるのが、言葉通りの大団円で泣ける
わたしたちは横一列!とサドンデスしていた時代から、エニエニで円になって、その円がkyo-do?まで続いていて、輪廻転生しているかのように明るくなれて本当に本当に嬉しいよ...
— み** (@OI39IO) 2023年4月13日
うちら今日どうだった? そんなことをずっとさ、
いいあって高め合えるのがいいよね
お互い好きのために戦える感じがする!
10年経っても愛していたいから
君と自分もね
「君と『自分も』ね」やばすぎ・・・・・・・・・・・(泣)
「もね」ってどんどん言って・・・(逆ダイヤモンド)
アルバム最後に持ってくる曲っていつも一番伝えたいメッセージだと思っているから、色々新しいことにも挑戦しているけど、最終的にエビ中ってこうだよ!って言ってくれてると思ってる。
ちょっと無理したかわいさなのかもしれないけど、それもらしくて良い!
エビ中最高!
そのほか
前回がここゆののか加入初のアルバム、今回はえまゆな加入初のアルバムとなりました。
えまゆなはエビ中で一番歌がうまい二人なので(一番とは)、できないことがないように見えるし、ライブ見て調子悪いのかなと感じたこともほぼないです。
ここゆののかも自信がついてきて留まるところを知らず、お姉さんメンバー(20代)に合わせた曲もガンガンついてこれる。
でもこの前の自習を見ていて、選曲が割と昔のものが多かったから、まだまだふざけたり暴れたりしたいよなーとも思った。(そういうエビ中を見て加入してきたわけだし)(単純にやったことない曲をあげたのもあるけど)
ファンもおそらくそうで、そういうのを見てきたからもっとわちゃついてくれてもいいよ...というのもあるでしょう。
初期はいわゆる沸きトンチキ曲、
中期は歌で勝負することを決め、いろんなストーリーありきのアツい曲、
今回は(別に後期ではないんだけど)軽やかな曲が多くてサラッと聴けるのが良い。
エビ中は曲が無限にあるので、そのどれもをうまく組み合わせてライブしてくれるから心配しなくても大丈夫です。
と言いたいけど、大事な時にそれじゃないだろー!と合わない曲を持ってこられて、悔しさやら何やらで怒る気持ちもわかるので、そういう時は大人しく休憩しましょう(経験者は語る)
indigo hourは「永遠の青春」がテーマだけど、「永遠」なんてないことは分かっている。
それでも生涯青春だと思って生き抜く人生は、今が一番良いと思えるんだと思う。
この前居酒屋で飲んだ「一生青春」という日本酒が美味しかったので、飲んでみてください。
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