2019年、エビ中が今年2枚目のアルバムを出しました。楽曲提供者が発表された時は、若いな〜という印象を受けました。(ティーンズに人気なバンドが多め) 実際聴いたあとも若いな〜とは思ったんですが、エビ中としては年相応になってきた、という感じです。感想を書きます。
1. ちがうの
ビッケブランカの提供曲。秋冬ツアーで、アルバム収録曲として発売前に公開されていました。
その後、曲順が発表されていたのですが、率直に、えっ、これが1曲目なの?となりました。なんとなくアルバムの中間にあるようなイメージで、パッとしない開幕になるのでは...と。(曲としてはとても好みだった)
アルバムを一周したところで、1曲目である意味が分かったような気がします。自分でお気に入りのプレイリストを作る時、1曲目ってすごく悩みますよね?わたしは大体オープニング感の強いバーーーンって感じの、明るい曲を選びがちです。それか今一番気に入ってる曲、マイブームで一番みんなに聞いて欲しい曲。そんなふうに考えた時、「ちがうの」が最適だったのです。人に例えるなら、"今っぽいおしゃれな女の子"なアルバムですから、ポップな曲調(K-POPぽい)とかわいいおちゃめな歌詞の「ちがうの」はピッタリなのです。
この曲好きすぎて初っ端から長くなってしまいますが、ポップなのだけど低音も効いててとても気持ちいいんです特にBメロ。そして気になるのが、歌詞。(わたしは歌詞厨なので以下このような記述が多くなります、ポエマー勘弁な人は辛いと思います)
今までずっと、移り気な女の子が浮気しちゃった曲なのかなと思ってたんですが、歌詞を改めて見たら、好きな人の気を引きたくてわざと他の男の子と遊んでるようにも見える!!!!!『誰だって1人じゃないように 君だってそうじゃない wa』にその切ない想いが込められている気がしてきました...。
推しメンの小林歌穂ちゃんにも聞いてみましたが、もっと深く考えろと言われたように思います。。精進します。
み「ちがうのは浮気の曲、なのかな?」
— みくず (@OI39IO) 2019年12月12日
ぽ「最初はそう思ってたんだけど〜...」
み「どう思いますか」
ぽ「... いろんな捉え方があるよね」
み「いろんな捉え方...」 pic.twitter.com/YdpCowcI6P
(書き始めて思ったけど、この調子で行くと前編後編に分けたほうがいいかも。。)
2. SHAKE! SHAKE!
来ました、小林歌穂ちゃん曲です。<このアルバムはエビクラシー(4thアルバム)に引き続き、それぞれフィーチャー曲があります。>
エビクラシーでは「感情電車」という比較的バラードめの歌がフィーチャー曲だったもので、アップテンポな「SHAKE! SHAKE!」は新鮮ですね。個人的に歌穂ちゃんは細かいリズムが苦手だと思っていて、ゆったりとしたのびやかな歌声を細かいリズムにはめるのが難しそうな印象でした。最近になって、遅いテンポの曲でも細かいリズムを刻んで取っているのを観測していたので、リズムの難しい曲をフィーチャーされて歌いこなしていることにまず感動。
ナタリーのインタビューで、今のわたしの気持ちだって話してるのがちょっと意外で、大人になっている〜〜とも思いました。
私立恵比寿中学「playlist」インタビュー|いろいろあった10周年、集大成のその先へ - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
playlistもそうなんだけど最近のエビ中曲のヒップホップさ?ラップの多さ?は、「熟女になっても」が予想以上にハマったからだと思ってるのでSUSHIBOYSと安本彩花ちゃんのラップのうまさに感謝しても仕切れない〜
— みくず (@OI39IO) 2019年12月17日
このアルバムなんとなくラップが多いんですが、とてもエビ中にハマっている!歌が上手いとラップも上手いのかな?
3. 愛のレンタル
大好きなマカロニえんぴつの提供曲です〜〜〜!!!!!!!アルバムで一番好きです!!!!!この曲は真山りかちゃんフィーチャーです。(サブフィーチャーは中山莉子ちゃんだと思っています。)
マカロニえんぴつはサビにバチっと決まる印象的な歌詞を持ってくるのが大得意なのですが、「愛のレンタル」もそうですね。『愛していたいのに 消えてなくなってしまうなぁ』って、めちゃくちゃ覚えてしまう〜〜!!!(熱量がすごい)
てか、愛の貸し借りってなんなんですか。貸してって言われて貸してくれるとも限らないし、借りたいと思って借りれるわけでもないし、貸すか借りるかどっちかになってしまう気がするし。好きだから借りても借りても『消えてなくなってしまうなぁ』で、延滞料が溜まって、ということですよね。(書きながら整理しています)
わたしの大好きなところは『忘れないでね、忘れてしまった事』です。切ない。忘れてもいいけど忘れたことまで忘れないで、なかったことにしないでねって、可愛い女の子たちに言わせるなー!!!!!!(でもそういうの好き)
ところどころに聞こえるピアノのフレーズも好きです。
余談ですが、マカロニえんぴつで好きな曲は「girl my friend」です。この曲も歌詞が好きで、『分かりきった事だけを確かめる夜が堪らなく好きだ』とか『ほんとごめんねこんな僕で』とか、もう漫画〜〜〜!!!!!!!はっとりくん(マカロニえんぴつのVo.です)好き♪
4. ジャンプ
石崎ひゅーい提供の、安本彩花ちゃんフィーチャー曲です。もともと彩ちゃんが石崎ひゅーい好きで、生誕ライブでカバーしたりもしていました。歌詞はモロなんですけど、メロディはAviciiですね(みんな言ってるやつ)。
バックの演奏が荘厳で、コーラスも分厚くて、オーケストラの演奏を聴いているような感覚になります。
彩ちゃんの鬼気迫る声でたたみかけるラップのような語りのようなフレーズが特徴。まだライブで彩ちゃんが歌ったことはないから(おやすみ期間に入ったため)、彩ちゃんの声で聴くのが楽しみ!!!『おとぎ話じゃ終われない これは心臓のドラマだ』ってのが、学芸会をテーマに始めたエビ中に対してのアンサーでしょうか。
高く飛ぶには助走とか脚力とかが必要だからさ、今はなんにも考えないでゆっくり休んでそんでパワーがたまったらみんなで盛大に飛べたらいいね。
— 石崎ひゅーい (@huwie0307) 2019年11月22日
エビ中さんの歌力がこの曲を完成させてくれました。時代や世代を超えて心の奥まで届きますように。
「ジャンプ」よろしくお願いします。 https://t.co/dTI32fO7T3
一番エビ中らしいな〜と思うのは、『本当に大切な事なんか突き止めたりはしないで』かなぁ。世の中的に大事なこととか本質を突き止めたり探すより、まず楽しもうよってことを体現している人たちだと思っているので...。
5. I'll be here
iri提供の、柏木ひなたちゃんフィーチャー曲です。普通に聞いてたらエビ中って分からないだろなってくらい、曲も歌い方も今までにはない大人でおしゃれでかっこいい一曲。(サブフィーチャーは、真山かな) (曲調的に、二人のような大人っぽい歌声が合うからかな)
みんなよくもここまで歌い方を似せられるというか、雰囲気をガラッと変えられるよなーと驚いた曲でもあります。
これ見てるオタク想像すると面白いですね。。アイドル現場で聴ける曲じゃない(笑)
今年出てたiriのアルバムが良かったから、提供って聞いて嬉しかったです〜〜、おすすめ!
ちょっと疲れたので前半5曲で一旦終わりましょう、後半へ...。