中学生がズブズブの恋愛ソングを歌っている

わたしが好きなアイドルグループ、私立恵比寿中学の新曲「曇天」がすごい。

曇天

曇天

私立恵比寿中学 「曇天」(short ver.) - YouTube

何がすごいのかって歌詞がすごい!

作詞作曲は吉澤嘉代子さん。以前に、「面皰」や「日記」という曲もエビ中に提供している。

実際のところエビ中は18〜22歳の6人なのでこういう経験をしていてもおかしくない年頃ですが、永遠に中学生制度(年齢-12=中学n年生)をとっておりアイドルである以上彼女らは中学生なんです。

 

それがどうしたことでしょう...。

歌詞を見てください。

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って、え〜〜〜〜〜〜!!!!?!?!!!

こんなの、男女ともに人気があってかっこいい大学3年の先輩と、運良く付き合えた且つ初めての彼氏ができた大学1年の後輩の女の子の話じゃん!!!!!

そして先輩はちょっと遊んでいるのか、あんまり彼女を相手にしていなくて、彼女はその温度差を分かってるけど、分かってるからこそ別れたくないという感じ...。

そんなズブズブな歌詞中学生に歌わせます?

背徳感でいろんなもの込み上げません?

込み上げます。実に興奮しています。というかそれを雰囲気出して歌い上げているエビ中に感嘆しています。

詳しい歌詞解説はこちらを↓

私立恵比寿中学「曇天」は晴天になれるのか? - Death To False Tanto

 

でね、問題があります。

A「本気じゃないならすぐ別れなよ!こんな思いさせる男はサイテーだ!」派

B「自分に気がないことを分かってるのに、いつまでも依存している女が悪い!」派

に分かれるのでは?議論したら面白そう!

と思ったんです。

どっちでもない人、あーめんどくさい女の主観たっぷり恋愛トークが始まったな経験もないのにと思った人はここで読むのを終わりにしましょう(^_^)その通りではありますので...。

 

わたしは、B派です。

でもそんな女の子も人間らしくて良いよな〜と思うB派です。だって、大学入って好きでたまらない人が出来て、その人がみんなからの人気者で...と考えると、どうにかして本気になってもらえるように私が変わるからこのまま付き合っていてくださいと今の関係を維持しようとしているってことじゃないですか。

嫌われたくないから本当のこと言わないで、信じてるとか綺麗事言って「見ないようにしてたのにな」なんですよ!!!

人間くさくて愛おしい。。

陽な人はAを思うのかな〜... 女の子になんてことしてんだ!的な?それか、まあこんなもんでしょ〜となるのかな...

わからないので何派か教えてください。

 

そして、もう一つ好きな部分。

何度も出てくる「ケセラセラ」という言葉。

スペイン語で「なるようになるさ」という意味らしい。

 

 

って、いや!!!!!!

なんとかならないっしょ!!!

もうそんなの重々分かってるはずなのに、なんとかなるさって切なすぎる〜...

そんな思いしてでも好きでいられる、めちゃくちゃ依存した恋愛ができるのが羨ましくなるくらい、吉澤嘉代子の書く歌詞は美しい!

こんな友達が側にいたらいや〜ズブズブだな...とかちょっと引いちゃうと思うんですけど、美しいな〜と思ってしまう魔法がかかっている!そして可愛い女の子が歌っているという事実!

たまにズブズブでドロドロな恋愛映画見たくなるんだけど、そんなかんじ。

この曲を聴いて、いろんな妄想をしたよ...

それだけロマンが詰まっています...