先月、体調を崩して一ヶ月休職していました。
そして、7年半過ごした東京を離れ、地元 札幌に帰ることを決めました。
休んだ理由や休んだ期間に考えていたことは、今後気が向いたら書くことにして、まず東京への思いを馳せます。
おばあちゃんと話していて、「東京に行って一番良かったことは何?」と聞かれたんです。
うう〜んなんだったかな... 特に何を成したわけでもなく、遊んでいただけだったから...
「もう気が済んだくらい遊んだことかな〜」って答えました。
わたしは小中高と吹奏楽部をやっていて、その間は部活漬けで、ほとんど休みのない日々を過ごしていました。中高ともに家から近かったので、帰りに街なかを通ることもなかったし、遊んだなーと思うのは半年に1回あったかなかったかくらいでした。(遊びはなかったけど、部活帰り疲れてるはずなのに横断歩道を渡る手前で2時間くらいしゃべってたり、たいやき屋に行ったり、当時はそれだけで楽しかった。)
だから、大学進学で東京に出てからも一度は吹奏楽部に入ったんですが、結構キツくて「わたしの人生吹奏楽に支配される!」と思って辞めました。
楽器は下手だったし、理不尽な事ばっかりだったし、何がそんなに楽しくてやっていたんだろう?と思いますが、“みんなで演奏する”のが楽しかったんだなと思います。
さて、部活を辞めたわたしは何をしたか?
・・・
「「「アイドルオタク」」」です✨✨✨
それまで部活漬けで休みのない生活、ほとんどライブに行ったことがない、遊んだこともないわたしは、東京に来て水を得た魚のようにオタク活動を始めてしまったのです。
地方に住んでいた人は特に分かると思うんですけど、アイドルにしろバンドにしろ、初めて本物を目の前で見た瞬間ってものすごい衝撃じゃないですか?
いままでイヤホンで聴いていた人たちが目の前で、自分のために歌ってくれている!!!!!!!
気づけばその感動体験が病みつきになっていて、気になったら絶対生で見たい!この目に収めたい!体に染み込ませたい!!!!!
っていうような中毒のような期間を7年くらい過ごしていました。
病的だったとは思いますが、わたしにとってはかけがえのない思い出であり、これからの人生でもずっと忘れない期間だろうな〜と思います。
ライブだけじゃなくて、友達や恋人もできたし、嬉しいことも、いろんな失敗もありました。
いろんな思い出があるので、それも書きたくなったら詳しく書きます。
そして、2020年2月、コロナ禍・・・。
ライブを生きがいに仕事も生活もしていたわたしはかなりつらかったです。嫌でも自分を見つめざるを得なくなるような、逃げられないようなそんな感覚。
このへんの葛藤も今はうまくまとめられる気がしないので今度にします。
もちろんその中で参加できたライブもいっぱいあるし、それらは特に大切な存在になりました。
それでも努力を続ければよかったのかもしれませんが、体を壊してしまったのでエネルギーもなかったし、新しい生活様式に合った楽しみを見つけるべきなのかなぁと思い始めたんです。
何年後になるかわからない元の暮らしに希望を持って耐えられるほどの心もお金もありません。
だから、合ってるか分からないいろんな理由をつけて、東京での暮らしを終わりにして札幌に戻ります。
この状況下で東京に暮らし続けることは、わたしにとって難しいです。
悲しい終わり方のように見えますが、変化に対応するには自分も変化しないといけないから仕方がないことだと思います。むしろ1年半よく抗っていたとも言える。(言わないとやってられない)
日にちは未定ですが、11月か12月には東京を離れ、新しく自分を満たせる何かを見つけていきたいです。
10月は東京に帰ってきて、退職する手続きをしているのですがやめるのもけっこう大変ですね・・・(泣)
せっかく東京で出会った友達や、会ったことないけど遊んでみたかった人たちと遊びたいので、お誘い待っています!オタクなので、フットワークは軽いです!