現場

この2年くらいは思い描いたようなライブに行くことができていないので、東京を離れることもあるし、楽しかった思い出を振り返ってみようと思います。

 

まず、一般的に現場に行く基準として、

・好きなアーティストが出ている

・住んでいるところから行きやすい

があると思います。

 

それに加え、わたしが行きたくなる条件として、

・地方の現場

・ライブ以外の体験も伴う

・土地自体に魅力がある現場

・嗅覚が察知した現場

があります。

「地方の現場」は、人が集まりにくいことからその場にいる価値が上がります(なんとなくプレミア感)。わざとレアな曲やイベントをやったりしてくれることもあり、こんな僻地まで来たからには楽しみきらなくては!という未開の地へのワクワクもついてきます。

「ライブ以外の体験」とは、飲食でも観光でもいいです。ライブハウスやホールだけでなく、銭湯、海水浴場、飲食店、遊園地、公園...いろんなところでライブは行なわれています。一つの体験より複数の体験をしていたほうが記憶や思い出に残るし、そこでしか経験できないという特別感もあります。

「土地自体に魅力がある」のは、いわゆる観光名所やまだ行ったことのない場所のことです。わたしは北海道出身なので、西や南の方が興味があります。あと海外にも行ったことがないです。正直ライブがイマイチでも観光で元を取れるということですが、ライブが良ければ相乗効果があります。

「嗅覚が察知」するのは、主にTwitterの情報です。いつも楽しそうな現場に行ってるフォロイーが次に行こうとしている現場や、良いイベントを企画する会社がやっているライブや、良い組み合わせの対バンの情報をキャッチすることです。Twitterがライフワークと化していれば、なんとなくこの人がいれば楽しそう!とか思い始めます。

これらを踏まえて、印象に残っているライブ・好きだったイベントを記録しておきます。

 

①湯会

スーパー銭湯の宴会場を利用して、アイドルとDJが交互にライブするイベントです。

なんと、お風呂サウナ入り放題、食べ飲み放題(都度お金はかかります)、音楽聴き放題という極楽なのです。

音楽に身を任せて走ったり踊ったりしているオタクがいっぱいいて、疲れたらご飯を食べても眠ってもいいし、初めて行ったときは「こんなに自由な場所って存在する!?」って衝撃を受けました。

DJもそのときの客層や世代に合わせていて、基本的に誰かしら歌ったり踊ったりできるような曲選です。

好きな曲がかかったら、食べたり飲んだりしている手を止めて前の方まで笑顔で走っていく、そういうオタクを見るのが大好きです!

特別好きなアイドルがいなくても、湯会の自由な空間を求めて行っちゃうほどです。

 

 

BAYCAMP

海風が気持ち良い東扇島公園で行われている、関東では唯一?のオールナイト野外フェスです。川崎駅からシャトルバスで行けるという立地の良さもあるし、出ているアーティストも大きすぎず小さすぎずちょうどよいのが気に入っています。

わたしは、曲と一緒にそのときの温度や風がとても記憶に残っていて、それが分かりやすい環境だな〜とも思います。

周りには海と工場しかないので、空がとても広いです。夜は工場夜景も見えてなんだか良い雰囲気です。

 

 

同じような環境だと、横浜赤レンガ倉庫で行われるアイドル横丁夏祭りを思い出します。

海風とともに見るアイドルはいつにも増してさわやかな気がします。(ただ時期が7月だったのでかなり灼熱地獄)

 

海といえば、三浦海岸で夏休み中だけ行われているOTODAMAというイベントも印象的です。砂浜の上にライブハウスが作られていて、地面が砂の環境下でライブを見ることができます。ライブ前後に海で遊んだり、バーベキューをしている人たちもいます。

オタクは一般的な夏を楽しめないような気がしてましたが、わざわざ海まで行かせてくれるんだからありがたいですね。

 

 

③森道市場

You Tubeでライブ映像を見たり、行った人のレポを見たり、ずっとず〜っと行きたかった愛知県は蒲郡ラグーナビーチで行われているフェスです。

コロナ禍ではありましたが今年は開催され、初めて行くことができた念願のイベントでした!!!!!!!

何より私の好きな音楽ドンピシャなラインナップなのが一番ですが、そもそも音楽フェスというよりは「市場」なのです。

 

ごはん屋さんや雑貨屋さんがめちゃくちゃ多くて、回りきれないくらいあります。

出店は紹介制らしく、それも納得のおしゃれで居心地の良いお店ばかりです。地元の人も多いみたいでした。ごはんが異常にうまいです。

遠くから聞こえる好きな音楽に耳を傾けつつ、お店を回るのがとにかく楽しくて幸せで、一人でいてもず〜っとニヤニヤしてしまいました!

海風を感じられるビーチ側の会場と、屋根がついている箇所もある遊園地側の会場があります。チケットを買っていれば遊園地のアトラクションは乗り放題で、プールもあります。(コロナ禍だったからか今年は入れないようになっていました)

かなり自由度が高いフェスということもあり、小さな子どもを連れてきている人たちも多く、出店者や出演者のみなさんも子どもを連れてきているようでした。

 

①②と同じように、音楽をいつもと違う環境下で聴ける&それ以外の体験もできるのが本当に大好きで、その集大成みたいなイベントでした。

今年行けた唯一のフェスなので熱が高いです(笑)

 

同じようなイベント?だと、長野県のりんご音楽祭も行ってみたいですね。地方だと、遠征してるのも相まって楽しいです。

わたしはミーハーなので、浅く広く見れるフェスがちょうどよくて、そこで好きになってワンマンを見に行くこともあります。

大学生になってからいろんなフェスに行きました。

北海道に帰ったらぜひライジングサンやJOIN ALIVEにも行ってみたいです。

 

みんなそれぞれ「これだけは逃せない」というイベントがあると思います。

一年それに向けて生きている人もいるだろうし、その思い出さえあればずっと生きていけるって思える瞬間もあるのって良いですよね。

そういう「自分のためにある」と思える瞬間をこれからも集めていきたいです。いっぱい話をして、みんなのそういう時間のことも知りたいです。

今回紹介したイベントもほとんどTwitterで見ていいなと思ったものなので、教えてくれたみんなのおかげです。ありがとう!